青き空 笑顔で祝う 娘の結婚式

忙しい週末だった。娘の結婚式が土曜日に行われた。あわただしく東京から戻ってきたのは木曜日、挙式会場との打ち合わせ等で時間は過ぎ去る。新郎も前日に福岡入りだ。遠距離に住んでいるのに、挙式会場に福岡を選んでくれたのは嬉しいものだ。当日は朝早くから会場と家とを往復する。都市高速道路を使えば10分足らずで会場に着くのは便利だ。親族控室で待機する。自分の兄弟やオクさんの兄弟が一堂に会するのは、こんな機会しかない。結構, 気疲れをするものだ。娘がウェディングドレスに身を包んで現れる。何となく結婚式にふさわしい雰囲気になる。周りの人からは「娘を送り出す心境をどんなもの?」と聞かれる。

「お互いに子離れ、親離れしているから結構正常心ですよ。」と応える。そして、挙式の30分前にはリハーサルで挙式会場に移動する。気持が高まってくる。一通りのリハーサルを終えて、ドアの裏でスタンバイをする。一般席入口の方がざわめいてくる。挙式披露宴の出席者が挙式会場に入ってくる。「さあ、晴れの結婚式の一日が始まります。楽しく思い出に残る一日にしましょう。ドアが開くと笑顔で入場してください。」と式典進行のチーフが新婦とその父親のボクの前で笑顔でささやく。
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娘と二人で顔を見合わせる。「笑顔でいこうね」娘も頷く。娘は緊張感からお腹が痛くなってきたという。でも大丈夫とのこと。ドアが開く。笑顔で出席者を見渡す。打ち合わせ通りに。目で合図をして一緒に一礼をする。一段づつ階段を下りていく。ゆっくりと足を一段づつ揃えて下りる。どうにか無事に大役を果たす。そして新郎に引き継ぎ教会の牧師の前まで進む。見渡すばかり青空のもとの結婚式であった。娘は堂々と笑顔で楽しそうにこなしていく。
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披露宴も仲人等はいないし、和気あいあいと進んでいく。最近の披露宴は余興も絞り込んでコンパクトに和やかに進んでいく。そして、当然サプライズもあった。新郎の両親は今秋で32周年、こっちの夫婦も同じく今秋で30周年の結婚記念日を迎える、それを祝って、二つの大きなメモリアルケーキが登場をした。「お互いにケーキを食べさせてください」と進行アナが言う。まさか娘の結婚式でオクさんからケーキを食べさせてもらうなんて考えもしなかったが、大きなケーキを一切れ食べさててもらう。

披露宴もそろそろ終わりの頃が来た。新婦であるから娘からメッセージがあった。どっちかというと冷静なボクであり、娘の言葉を一言一言静かに聴く。小さいときの思い出、怒られたこと、真剣に怒ってもらったこと、将来の進路を笑顔で認めてくれた、家庭を大切にするお父さんと新郎は似ているから好きになった……。博多弁を交えて話し言葉で感謝の気持ちをしゃべってくれた。涙弱いオクさんは涙になるが、淡白なボクも感激で一杯になる。
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そして、親にとって親への感謝よりももっと素敵な言葉も言ってくれた。

「兄ちゃん、姉ちゃんと楽しく過ごせてとても嬉しかった。」

一年前に結婚した息子からは「自分の結婚式にうまく伝えることができなかった親への気持を、妹がうまく伝えてくれて嬉しかった」と言ってくれた。その言葉こそが、もっともっと嬉しかった。

by hyocori-hyoutan | 2009-09-27 21:55 | 家族