松たか子主演の映画「告白」を観てきた。何たって4週連続劇場公開のNO1を維持しているので、面白い映画かなと思っていた。サスペンスものだと思っていた。しかし観てみると重い映画だった。こんな重い映画が劇場公開トップとは信じられない。もちろん考えさせられる映画には違いない。父親はいるが訳あってシングルマザーの中学教師…。子どもを学校の近くに預けていたが、教え子の中学生に殺害される。命の尊さを知らない子どもたちであり、学級崩壊の現場で起こった。
その犯人を特定した松たか子は復讐に命をかける。そして、子どもたちの親は子どもを過保護的に愛するが、子どもたちはその愛を受け止められない。子どもたちの立場では、自分が望んでいる親からの愛とは違う。そして暴力に走る。命の尊さを知らない。その命の尊さを教えるための復讐でもあった。その復讐には、また命が軽んじられる。R15の映画だから殺人、血の画面も多い。やはり中学生には見せられない映画だ。この映画の客層は20歳、30歳台とのこと。やはりボクとは感覚が違うのかな。映画が終わっても何か後味が悪い。口直しが欲しい映画であった。これからは、もう少し批評を聞いてから観に行こう。
実はこの映画、娘の出産一週間前に観てきたもの。ボクとオクさん、そして娘と娘婿の4人だった。臨月を迎えていた娘にとってはキツイ映画だったかな。反省…。