舞い落ちる枯葉 湯立ては踊る 長者の湯

11月7日(日)にくじゅう登山をしてきた。3年前の10月下旬は大船山は真っ赤に紅葉をしていた。今年は暑かったから11月でも紅葉が見れるかな…と思っての登山であったが、残念ながら紅葉は既に終わっていた。
【長者原~すがもり越…1時間50分】長者原から硫黄山道路を経由のすがもり越を目指す。舗装された道路を40分ほど歩くとすがもり越えへの登山入口の標識が見えてきた。砂利道に大きな石ころが歩く道をふさぐ。とりあえず一歩一歩と歩くしかない。
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【すがもり越~北千里ヶ浜~法華院温泉…40分】すがもり小屋があった場所で昼食をとる。パンとゼリー、それにおにぎりだ。牧ノ戸ルートと比べる登山者は少ない。昼食といっても寒いからさっさと食べて、また歩き出す。岩場を下って北千里ヶ浜に出てくる。ほっとである。平坦で歩きやすい。もう法華院温泉まで30分たらずだ、しかし急な岩場を下っていかなければならない。そしてたどり着いた。法華院温泉だ。ここで記念写真を1枚!
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宿に着いたのは午後2時半頃だった。今日中に大船山に登るを諦めゆっくりと温泉につかる。夕食前には、坊がつるキャンプ場まで散歩に出かける。すると雨ヶ池ルートは進入禁止になっていた。登山道の改修工事でヘルコプターで資材を運搬するらしい。そのために進入禁止になっていた。仕方なし。明日の下山ルートの変更をしなければならない。
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山中の温泉宿、というより山小屋の食事は美味しい。ビールを飲んでカップ酒を飲む。それでも6時に食べ始めた食事も7時に終わって部屋に戻る。部屋には何もない。テレビも何もなし。談話室にあった本を部屋まで持ってきて読もうと思うが電気の明かりが暗い。本が読めない。しかたなく布団にもぐりこんで寝ることにする。まだ午後7時半の就寝である。
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【法華院温泉~段原…1時間10分】
朝風呂に入って優雅な気持ちになる。山での行動は早い。朝8時には上り始める。昨日よりは気持ちがいい。土曜日の熊本での大学同窓会の酒もやっと抜けた感じである。段原に着くころから風が強くなる。尾根沿いの風が吹き上げてくるところだ。帽子が飛ばされないように手で押さえる。かなり寒い状態だ。標識に気温計がついていた。覗いてみると、何と摂氏2度である。それに風速20mくらいの突風である
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【段原~大船山山頂…20分】
本当に山頂に立つのを止めて下山しようと思ったほどの強風である。石にしがみついて風に耐えながら上ること20分で頂上につく。
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不思議なことに山頂に立つと風がない。風がおさまった。何たって大船山からの景色は最高だ。三俣山や中岳、鬼が鼻、久住山間で見渡せる。朝のうちの登山だからまだ雲がかかっていない。絶景である。紅葉はなかったがこの景色で十分だ。
【大船山~法華院温泉…1時間30分】
帰路も同じ時間をかけて法華院に降りてくる。ここからはまた重いリュックを背負っての登山である。北千里ヶ浜から硫黄山の横をすり抜けて久住別れまでのルートを取った。
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【法華院温泉~久住別れ…1時間30分、久住別れ~牧ノ戸…1時間30分】
このルートはすがもり越えよりは長いけれども楽だ。歩きづらい岩場がないから楽だ。ハイキング気分で山道を楽しむ。法華院から3時間で牧ノ戸到着。すると牧ノ戸のレストハウスが建替えになって綺麗になっていた。平日なので車も満車じゃない。
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【牧ノ戸~長者原…50分】
さて、ボクのマイカー"デリカD5”は長者原に置いている。長者原までの3.5kmの道のりの九州自然歩道を歩いていく。すると、山では見られなかった紅葉が長者原まで降りて来ていた。紅葉を眺めて一日の山行を振り返る。賞味6時間50分も歩いた。よく頑張った。楽しい晩秋の一日だった。
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長者原につくとホテルで温泉につかる。露天風呂には枯葉が一杯浮かんでいる。次から次に落ちてくる。いや落ちるのではなく舞い上がりながら落ちてくる。冷気にさらされた湯気も立ち上がるものの、強い風に引きづられて行くように、さっと消えていく。今年も暑い暑いと言っていたが、もう晩秋だ。どんな年だったか…。思い巡らすにはあまりにも風情がありすぎる。ここで一句。
「舞い落ちる枯葉 湯立ては踊る 長者の湯」

by hyocori-hyoutan | 2010-11-18 01:57 | 家族