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東日本大震災 はかない人間 でも強く強く

東日本大震災が起きて、自然の力の凄まじさを思い知らされた。

宇宙の果ては今の人間の英知ではわからない。
宇宙そのものも、ビッグバンで生まれたのか。あるいはビッグバン以前は宇宙がなかったのか…。
宇宙は無から生まれたのか…。わからないことばかりだ。

逆にミクロの世界もわからないことばかりだ。
分子があって、原子があって、電子と原子核までは教科書の世界だが、
その最小単位の素粒子云々からはわからなくなる。
そして、今は宇宙のこととミクロのことが合体して、宇宙の普遍的な法則を見つけようとしている。

そんな人間の科学を追求していくと、地球なんて宇宙からみれば小さな星にしか過ぎない。その中に生きる人間も淡い小さな生き物に過ぎない。ちっちゃな地球の中の浮遊物みたいなものだ。いくら文明が進んでも、地球の内部のことはわからない。火の玉のみたいな地球の、その薄っぺらい表皮にしがみついて生きていくしか方法がない。だから火の玉の中味がちょっと揺れると表皮にシワがよったり、破けることもあるかもしれない。それに対処する方法は、表皮にへばりついている人間には残念だけどできない。

あと40億年もたてば、宇宙に生きる惑星の宿命で地球が爆発、消滅することを避けることはできない。その前に大きな隕石の塊が海に落下すれば、数百メートルの津波が地球の陸地に一瞬のうちに押し寄せてくる。

未来は不確定だ。人間の歴史なんて地球の歴史から比べるとほんの一瞬にしかすぎない。いわんや一人ひとりの一生なんて事象には残らない。まさに人生は無常である。そんな地球の浮遊物みたいな人間だから消えてしまってもしかたない。

でも、でも、人間は、われわれは、自分は精一杯生きなければいけない。一瞬の人間の歴史ドラマ、人間が滅亡すれば誰もわからなくなる人間ドラマの1ページ、一行、一字にしか過ぎなけど…。生を授かったものは、望まない死を受けたものの分もたくましく生きなければならない。

やけっぱちになってはいけない。この世の中、あるいはこの宇宙においても無限のものはない。全て有限のものばかりだ。有限、限界があっても全力を尽くすのが寿命をもっている人間全ての任務と思う。

訳のわからないことが、頭の中を堂々巡りする。東日本大震災に直面しても、われわれは立ち上がり生き続けなければいけない。意に反して亡くなられた皆さんに心から哀悼の意を表わすとともに強く生きることの
宣言する日にもしなければいけない。
by hyocori-hyoutan | 2011-03-14 23:08 | ああ無常