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阿蘇50km そろそろ 気持ちを高めて!(その4)

スタートした後は、距離調整をするため、800m周回コースを走り、さあ出発!
最初は、みんなで行きましょうか。それから、スタートは最後尾からスタートした方が楽しいよ。後は抜いていくだけだから。

また、スタートした頃、横を走る100kmランナーは、50kmを6時間で通過したランナー、既にくたびれて、ピッチ、ストライドともに小さいです。
でもバテテいると思っちゃ駄目、尊敬の念で横を抜いて行きましょう。
100kmを50kmづつ前半、後半で分けると後半がプラス1時間はかかるため、彼らのゴールは多分、ゴール関門の13時間30分をどうにかクリアーできるくらいであろう。

阿蘇50km そろそろ 気持ちを高めて!(その4)_c0070439_1481791.jpg話を50kmのランナーに戻そう、2.5km地点にスイカがある。これは是非食べていこう。
他のエイドステーションにはない、ここだけのスイカ、昨年も食べたが美味しかった。
そして10km地点までは、平坦もしくは下りで走り易いが、元気だからと下りに勢いを任せたら駄目!その後の約200mの登りが待っているのだから……。

15km地点の産山村役場では、太鼓等での応援が待っているので、気持ちの良くなるところである。でも、その後20km付近の「やまなみハイウェー」とのクロスする地点までが第一の難所である。あまり無理せずに歩いて脚力温存した方が賢明かも、もちろんその判断は各自で任せるが……。
阿蘇50km そろそろ 気持ちを高めて!(その4)_c0070439_14112425.jpg
やまなみハイウェーを横断してからは道幅が狭くなり山道に入る。そして75km過ぎに狭い道を左折して、小さな石橋を渡って木落牧場へと入っていく。さあ、これからは景色のいいところ、青い空と緑の絨毯が広がる山々に見とれてもいいが……。目の前に広がるのは、延々と続く登り坂である。ここでは思い切って歩くことも必要なところかな。その登りはミルクロードとクロスする地点まで続いている。そのあとも木落牧場の中、風景としては北海道の牧場を思い浮かべるような雄大な景色である。

でも30kmを過ぎた頃より、50km、100kmの選手ともに融合して走る雰囲気になる。距離数は違うものの、疲れは同じようになる。

そして、40km付近通過、いよいよ一番の難所である象ガ鼻から内の牧温泉へ降りる急坂の下りである。元気ならば、駆け下りることが出来るが、既に40km走った足には負担が強すぎる。膝が笑うとはこのこと!慎重に一歩一歩、足を進めましょう。昨年は股づれを起こした地点、今年はタイツで事前防止対策は万全!

坂を下りると平坦で単調な水田の風景の中を走る。ゴールまで、あと7km……。この7kmが長い。いつもの練習コース、「ルネ~かもめ1周~ルネ」の距離と同じだが、40kmを走った足にはキツイ!でも、ここで歩いたらコツコツ亀さんランナーに抜かれる。今回の10人のメンバーは実力伯仲、多分5時間30分から6時間の間に集中すると思う。だから、歩けば、元気の残っているメンバーに2,3人抜かれるかもしれない。後ろを振り返ることさえ、疲れた体には嫌になる状況に追い込まれているよ。

でもラスト1kmはゴールが近づいていることが分かる。ゴール会場のマイク放送も聞こえてくる。残る力を振り絞って走れば、ゴールのウグイス嬢から名前と応援メッセージをもらえるますよ。「ゼッケン○○、福岡から来られて○○さんです。笑顔で最後まで頑張ってください!」

最後の直線は100mくらい、多分ゴール写真を誰かが撮っているはずですから、他の選手とかぶらないようにして、両手を挙げて、あふれる笑顔でゴールしようよ!

  (  続く……  )
by hyocori-hyoutan | 2005-05-15 14:10 | 阿蘇カルデラスーパーマラソン