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退職の言葉 仕事の成果でなく 無のものへの感謝

10日以上もブログを休憩していた。退職前の雑用に追われて毎日大変忙しかった。今年は3月30、31日が土日のため、いつもより2日早い3/29(金)が24年度の最終日になった。何たって37年間勤めた職場であり感無量のものがある。誰でもが勤め通せるみたいでも、健康上の問題での中途退職、あるいはこの日まで命さえもつなぎ続けることができなかった者もいた。そのもの達の思いをしっかりと受け止めて退職の日を迎えていたい。

最終日には当然退職の挨拶がある。あっちで挨拶、こっちで挨拶と続く。挨拶の中では、ボクはその思い(この日を迎えることなくリタイヤした仲間の事)を伝えた。そして、自分はその日を迎えることができたことに感謝の意を表明した。誰に感謝?もちろん元気に生んでくれた両親、職場の仲間、家族などへの感謝は当たり前。ボクが感謝したかったのは、それを超えたものへの感謝であり、しいて言えば神への感謝だ。

そのことを言えば、他の退職者の挨拶と比べたら異質であった。他の退職者は仕事が中心の話題あり、ここまで来たのは職場の人間のお蔭、あるいはここまで業務を改善したみたいな話題が多かった。ボクは、そのことに全く触れずに、心のままに人間として定年退職できたことへの感謝の気持ちを伝えかっただけである。

20歳代から60歳まで同一職場(会社)で勤め上げれば、もう仕事の成果は誰でも知っている。退職者はみんな、仕事をこなしてきたのは当たり前、そのことを超えて何を感じたかを後輩に伝えるべきだと思う。そのことができて、ボクは幸せな気持ちになった。
by hyocori-hyoutan | 2013-03-30 22:02