小田日和 語りかける歌詞 人生は楽し
2014年 08月 15日小田ワールドはステージだけでなく、客席の中に四方に伸びていく花道まで熱が広がっていく。66歳とは思われない若々しい声と体力、走り回る脚力、息が上がらない体力に満ちている。
最後には、このステージも終わりに近づいていることを述べる。「軽々しく、じゃまたね、言えない年齢に差し掛かっている」その瞬間、ちょっと涙ぐむ。繊細だからこそ、人生の有限性、はかなさを実感しているからの言葉だ。その繊細さが生み出す歌詞やメロディーに我々は酔いしれる。
人生って、10年後の自分を楽しく想像できる内は楽観的でいられるが、10年後のことを想像したくない年齢に差し掛かると悲観的にとらえていく。その悲観的感情を前向きに考えることが出来るのは、愛する人であり2度と繰り返せない人生への未練かもしれない。そして、何年か先にある「小田ワールド」を再び見ることも、感動ある人生を続けたい生きがいにつながる。
by hyocori-hyoutan
| 2014-08-15 10:23
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