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真実って 人それぞれ 老いて言葉に深みを

政界の長老が物申すらしい。情報の入手先は記者クラブらしいが、あまりその情報元はどうでもいい。その当事者は70後半の河野、そして『90歳代の村山の両ご意見番(本人はそう思っているらしい)だ。

記者会見で、色紙に一筆と言われたら河野さんは、「真実」、村山さんは「よこしまな気持ちなし」…ちょっと難しいが「邪悪心なし」である。あほ臭い、青々しい、超高齢者の純粋無垢は、評価する面もあるが、元政治家の発言には違和感がある。二人とも日本を背負った政治家なのに、まだ枯れていないし青く感じるのは何故?
特に、ボクの20代に自民党から離党して「新自由クラブ」を結成した時の河野さんはカッコよかったが、晩年はみすぼらしいい。

真実なんて、学生が好む言葉、世の中を70年、80年生き抜いてきた人間は、「真実」に近い言葉は何と言うか?ボクならば「真実なんて時代ともに変わるのが世の常、自分が信じてきたことさえ信じられれなくなるのも長く生きた人間の宿命か」と思う。子どもの頃と全てが変わる世の中、その流れに合わせていくのが精一杯の我が身だもの。

だからこそ、日本の政治の中心にいた人間が、世の中の流れに身を閉ざし、「真実」や「よこしまなし」なんて声高に訴えるのは恥ずかしいし青臭い。それは心の問題であって、かっこよく人前で言うべきでない。でもそれを言いたいのは、権力を握っていても、その権力を発揮できなかったことへの、未練とノスタルジーがあるかもしれない。いや、そうに違いない。
by hyocori-hyoutan | 2015-06-12 23:37 | 日本を考える