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2007年 残すものはない でもちょっとあるかな?

今日もルネサンスから家に帰って来たのは、午後10時過ぎであった。

TVのスイッチを入れる。テレビ朝日のニュースステーションにチャンネルを合わせる。すると2007年問題の特集があっていた。2007年度の退職者、今58歳、昭和23年前後生まれの人たち(俗に言う団塊の世代)が一斉に退職することによる社会、会社での技術の伝承をどう伝え、現在の生産活動の質をどう維持していくか……という問題だという。

今まではパソコンについていけない世代だとか、高度経済成長の中で能力がなくても出世してきた世代とか言われ批判されている面もあったが、最近は2007年問題で脚光を浴びている。でも、これは一部の優れた技術を持つだけの話であって、その世代全員に当てはまる問題じゃないでしょう。全体としては、年金の問題とか老後に不安を感じ始めている第一世代というところかな。

小生は、その団塊の世代からちょっと外れた50歳台の前半であり、特別な技術等をもつ専門家でなく、どこにでもいる事務職の人間だから、自分だけの技術等は何もなく世間で言う2007年問題とはほど遠い人間だ。

でも技術がなくても50歳代にもなると伝えたいことがある。それは職業人としてではなく人間としての面もある。長年にわたる人類の歴史のなかで、初めて人間が人間らしく生活できる世の中になってきた副産物としての権利意識が強くなり、反面身の回りのちょっとした出来事さえ自分自身で解決できない人間が増えている事かな。まだ、これらの人は少数派であり、社会の浄化機能はあるが、これから先どうなるか心配な面もある。

話は元に戻して、何も優れたものを残せず、先代のしてきたことを後世の人間に引き継ぐだけの人間に過ぎないが、その中で自分が初めての担当者として取り組んだ、「シティマラソン」は、自分自身の中では、後世に残すことができた財産としての自負は持っている。

(ちょっとうぬぼれかな……)
by hyocori-hyoutan | 2005-09-13 23:09 | ああ無常