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偶然でなく 必然の事故 飲酒運転

いつもランニングしているコースでの交通事故は「ぞっ!」とする。海中大橋での追突され車両ごと海に落下して幼児3人が死亡した事故である。

もしも自分がランニングをしていたら?と考えただけで、それから先に考えは進まない。安全なランニングをするには、スポーツクラブでのトレッドミルか公園内しかないのかな。それに自分は自転車通勤もしているから、加害者、被害者両方の交通事故に巻き込まれる可能性も高い。世の中、便利になっているが、その便利さが危険の増大につながっている。

交通事故の怖さは、「被害者、加害者の両方の人生を狂わせる」と免許更新講習でよく言われることである。被害者本人、その家族にとっては肉親を失うことは人生の拠り所を失うことである。加害者にとっても、経済的な破滅に導くことはもちろん、金では解決できない人生の重荷を背負って生きていかなければならない。

突然起こる交通事故、誰にも巻き込まれる可能性がある。しかし飲酒事件は別である。飲酒運転での交通事故は偶然ではなく必然的な事故である。今回は80km以上のスピードだったらしい。ということは、控えめの公表だから時速100kmを超えている可能性もある。そうなると、偶然ではなく必然である。いつものランニングコースの横を100kmのスピードの車が通ると考えただけで恐怖が走る。

それと、幼い子ども3人を同時に失った親の気持ちを考えると心が乱れる。これからの長い人生を、どのように心の整理が出来るのか、問題は整理が出来なくても生きていかなければいけない現実である。人生にはいろんな出来事があるが、あまりにも過酷な試練、仕打ちだと思う。今の世の中の不安性、人生の意味を考えさせられる事件である。

車社会は便利であるが、その便利さを享受するには、厳しいルールを築く必要を痛感した。いつまでも続く飲酒運転の横行に人間の弱さ、人間のづるさを感じる。
by hyocori-hyoutan | 2006-08-27 21:29 | 世相を斬る