湯の児の道 アップダウン続く 2時間走

湯の児温泉に行ってきた。熊本の最南端で不知火海を見下ろす海辺にある。出水までは車で30分くらいの所である。今回、湯の児温泉での宿泊は初めてである。九州縦貫道で八代まで直行南下し、南九州自動車道で肥後田浦までノンストップである。後は従来からのルート3号線を下って湯の児に着いた。所要時間3時間20分程度であった。

早速、ホテルにチェックインをして、ランニングウェアに着替えて出発だ。コースは湯の児温泉から海岸沿いを北上して、津奈木町を通過して行き着くところまで思う。当初30kmと思っていたが、ホテルに戻ってゆっくり露天風呂に入る時間も確保したいので、20km走に切り替えた。走り始めて、短縮をした事は正解だったと思った。何しろアップダウンの連続だ。津奈木町役場に出るまでに一山を超えた。天気は快晴であるが、手にはめた毛糸の手袋は外す気持ちにはならない。晴れていても気温は低く体感温度は低い。
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更に、津奈木町役場から赤崎方面に進む。永遠と上り坂が続く。走りながら阿蘇カルデラスーパーマラソンを思い出してしまう。左下に赤崎の漁港を見下ろしながら、まだまだ上り坂が続く。多分200mは上ってしまった。
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そして、福浜トンネルを通り過ぎたところで、60分経過した。山肌の遥か向こうに不知火海が見える。「思えば遠くに来たもんだ……」と口づさんでしまう。
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帰りは快調に下り坂を飛ばす。帰りは早く帰り着こうと、ついピッチも早くなる。往路は上り坂が多く周りの景色を見てなかったが、帰路はよく見える。海に面した南斜面が多いから日照時間は長い、だから柑橘類栽培が盛んである、甘夏、デコポン等が目につく。やっと、湯の児温泉「山海館」に戻ってきた。
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山海館は昔の木造5階建ての磯館(写真参照)と渚館、岬館で構成されている。建物自体は、この磯館が素晴らしい。昭和30年建築というから、もう50年前の建物である。「千と千尋の神隠し」の油屋を思わせるような威容である。ただし、もう磯館は5階の部分が宿泊に使用されているだけで、観光用に残しているような建物になっている。(真ん中の写真は、2時間走の疲れを癒す足湯である。気持ちよかった)
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翌日は、早朝ランニングは中止である。酒の飲みすぎと、やはり陽が上るのが遅いので、起きる気力はなかった。帰路は、道の駅「たのうら」でがっちり買い物をする。名産の太刀魚、甘夏、デコポン等を買い占める。そして、葦北町では「星野冨弘美術館」をゆっくり見学してきた。脊髄損傷のため全く手足は動かすことは出来ないが、口で草花を中心とした絵画、そして詩も書いている作家である。その繊細な筆使いや詩は多くの人の気持ちを動かせる。人間の能力は努力によって切り開かれていくものだと痛感した。

by hyocori-hyoutan | 2007-02-12 22:37 | 家族