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悪い口癖 本人分からず 周りが嫌悪……

今日の毎日新聞の夕刊に「やめたい口癖」というコラムが載っていた。

人それぞれに違った顔があるように、それぞれ人にも口癖がある。そして、「いい癖」があまりないのと同じように「いい口癖」もあまりなく、悪い口癖の方が今の社会に充満している。

しゃべっている本人にとっては、「いい」も「悪い」も分からないのだから、その判断は周りの人が耳障りに聞こえるかどうかが基準になる。ボクにとって最近気になるのは、話の最初が「でも…」から始まる人である。肯定していても否定から始まる「でも…」の言葉から始まるので、それ以上は話す気にはならない。

例えば……
ボク「最悪の場合を想定して、今回は先方に前もって伝えていた方がいいよ。」
相手「でも、最悪にはならないし先方が違った捉え方をしたら困りますけど、一応伝えてみましょう。」

ふざけるな、こちらが注意してやっているのに、こっちを否定した上で従っている。失敗したらこっちのせいで、成功したら自分の手柄になるような言葉使いが気に障る。

他にも、気に障る言葉は多い。テレビのCMではないが、「はい、はい」と同じ言葉を二度続けて言う場合は逆のことを考えていたり嘘の場合もある。職場では、さすがに「ハイ、ハイ」と言うことは使わないが、二回言わない代わりに顔の表情で、「ハイ、ハイ」以上の自己主張をする場合もある。顔に表情が出るのは青臭いかもしれないが、腹芸のない素直な人間に多いと思う。

それと、最近テレビや街中での会話を聞いていると、「言葉をしゃべる動物」が増えて来ている。相手とのコミュニケーションを楽しむために言葉を使うのではなく、自己主張や相手を攻撃する道具として言葉を使っているのである。人間が人間であるのは、言葉を通してお互いに相手の思いやることだと思う。言葉を攻撃等のためだけに使うのは人間の資格はないと思う。ボクはそういう人を攻撃しようとは思わないし、ただ可哀想な人だと思う。

最後にボクの口癖は、「仕方ないんじゃない……」
誰に対して仕方ないのか、本人に対してならば失礼な言葉、第三者に対してならば解決の努力をしない責任逃れかな……。要するに、曖昧な言葉で締める問題先送りの言葉かな……。
by hyocori-hyoutan | 2007-04-04 23:47 | 世相を斬る