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マラソン名言32 1987年ランナーズDiaryより

とにかく、走ることで、安らかな生活が送れるのです。  (石川利寛)

先日の「キューネット笑顔で歩こう走ろう」に参加して、ゲストの高橋尚子選手(Qちゃん)と一緒に走れる素晴らしい機会に巡り合えた。その時に、Qちゃんは、ボクの後方10mくらいを、他の一般市民ランナーと伴走をしていた。ただ、走るだけでなく楽しそうに会話をしながらニコニコペース(それでも㌔5分は切っていた!)であった。
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(ボクの後の集団の真ん中がQちゃんです)そして、走りながらでも、Qちゃんの話し声は聞こえた……

Qちゃん:走ることが楽しんですよ。だから、引退とかで自分が走らなくなることなんて考えられませんよ。

Qちゃんは、シドニーオリンピックの時に、シモン選手とデッドヒートを繰り広げていた時も、「とても気持ちが良かったから、シモン選手と2人でずっと走る続けていたい気持ちになっていました」と言うコメントも発していた。小出監督じゃないが、Qちゃんは走ることが心底から好きなんでしょうね。

このことは、巻頭の名言「走ることで安らかな生活が送れる」につながることだと思う。走ることが自己表現のひとつであり、走ることに満足しているから平穏な心の状態が作れる。すると、全ての事象を前向きに考えられる。切り口の「走ること」が「負の連鎖」ではない「善の連鎖」を生み続けることになる。

ボクの場合も、自分の現状に対して不満がある時に、走ることで気を紛らそうとしたこともあった。これは、消極的な動機と言えるが、結果は「走ること」を通して、自分自身の考え方が変り、周りが同じでも自分自身が変れば、多くの困難と思えた事象が解決していった。心が安らいだ状態になったのだ。

ランニングが全ての魔法とまでは、言わないが、すぐれた秘薬であることは間違いない。その秘薬を飲んだばかりに、50歳を超えているのに100kmに挑戦するという馬鹿げたことにチャレンジしている。秘薬が効きすぎたお陰で、安らかな生活どころか怒涛の日々を送っている。

これもまた人生ですね。
by hyocori-hyoutan | 2007-05-02 23:03 | マラソン名言