生きることは 有限であり ありがたいこと
2007年 07月 16日年齢の近い先輩の死は、人の命が儚いことを痛感させられる。きっともっと生きていたいという気持ちは強かったと思うが、余命を宣告されて生きていくことも辛かったのでは……とも思う。人間はいつかは死ぬのだが、いつ死ぬかは知らされていない。だから、毎日を穏やかに過ごすことができる。反面、生きていくことを嘆いたり他人を憎むことも平気で行う。年を重ねるにつれて老成しなければならないが、いつまでも生は限りなく続くようなノンビリとした考えが支配的である。
訃報の連絡で、昨晩は久しぶりに同期の仲間達に電話を入れた。みんな元気にしていた。
OB会名簿に連絡先電話も掲載されているのだから、時々は連絡すればいいものを、ほとんど連絡したことはない。3年毎にある同窓会で会うくらいである。その同窓会を欠席すれば10年以上あわない仲間もいる。そんな仲間に電話しても近況を少ししゃべるくらいで、訃報の連絡だけで電話は終わってしまう。今の生活を一生懸命生きるのもいいが、過去の生き様、特に若い頃の学生時代を振り返るのもいいもんだ。過去を振り返って楽しめるなんて人間だけの特権かもしれない。
先輩の死によって、改めて生の尊さと貴重さを再確認した。死後の世界なんて考えない方だから、なお更のこと逞しく、一日一日を大切に過ごし、長い人生の一コマ、一コマで出合った人を大切にしていかなければならない。「一期一会」の貴重な出会いだから……。
合掌
by hyocori-hyoutan
| 2007-07-16 23:38
| ああ無常