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マラソンに 救護充実 時代の要望 

シティマラソン福岡2007に行って来た。ヤフードーム内も暑いのに、更にユニフォームの半袖ウィンドブレーカーを着込まなければならない。この残暑の中では、まず暑さとの戦いになってしまった。救急本部は日赤福岡県支部、沿道にはAEDを抱えた自転車救護隊、重要箇所には市内の有名病院の救護車を配置する。更に、市内の消防局救急車の連携も図る万全の体制である。
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やはり、今年のマラソンは暑かった。救急車での病院搬送は10人を越えてしまった。30度を越える暑さの中でのレースは過酷なものである。知り合いのランナーに聞くと、復路のコース両端には、バテテ路上に倒れこんでいる人が多数いたとのこと。ゴール給水も水を求める人で、一時はウォーターストップ状態だったという。
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朝6時から午後1時まで立ち放しでは、まさに脚が棒になってしまう状況になる。久しぶりのシティマラソンスタッフであり、少しは余裕を持って遊ぼうか……と思っていたが、その余裕は全くなかった。

シティマラソン福岡が誕生したのが、1989年(平成元年)であったが、その当時から変らぬ点と大きく変わった点を紹介しよう。変らぬ点は、選手受付や荷物受付を担当している女性スポーツ団体(バレーボール、バドミントン、卓球)の元気の良さとテキパキとした仕事ぶりであろう。今年もヤフードームに外野席を使用した荷物受付は、選手に好評だった。遠くから選手ナンバーカードを大声で伝え、荷物受け渡し場所に着いた時には、もう荷物が渡される。日頃のチームプレーのままの「和」の精神が生きている。
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そして、大きく変わった点は救護体制であろう。第一回大会の時は、医師会に救護を依頼したが、本部の救護本部には聴診器を持参した医者2名だけで、市販の救護箱を大きくした程度の救護用品であった。救急車を依頼しても、交通規制のために救護本部までたどり着けない程度の緊急マニュアルであった。今では信じられない。そして、今はゴールや沿道での固定ポイントや自転車隊、市内の救急車を一元管理するような体制に大きく豹変していた。
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イベントとは創成期の理念を大切にしながら、常に時代にあった運営や安全性を求めて変化していかなければならないものと痛感した。
by hyocori-hyoutan | 2007-09-24 09:45 | シティマラソン福岡こぼれ話