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三瀬マラソン アップダウンの 林道を駆け巡る

三瀬「ざっといかんばい」林道マラソンに行って来た。結果からいうと「大化け」はしなかったが、十分な「小化け」は達成できた。ブログに書いたとおりの有言実行できた。タイムは予想4時間20分を上回る4時間05分であった。もちろん、4時間切れば「大化け」だから。その一歩手前ということ。
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スタートから5kmほどはなだらかな上りである。無理せずに㌔6分を割る程度の走りで通過する。5km過ぎから約250mの急坂に入る。上りは8km付近まで続く。つまり3km走って250m登ることになる。トレッドミルの傾斜でいうと約8%である。トレッドミルでは「こんな坂、走れるか!」と思うが、大自然の中では人間は素直になる。下を向いて黙々と走る。まだ、周りにはランナーも一杯だから頑張る力を貰いながら走る。でも、一人の急坂を歩いている人を見かけたら、『無理するな』という心の叫びが聞こえ、2番目に歩き出す。でも、歩いても大丈夫、走っている選手とそんなに差はつかない。
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8km過ぎには『第一折り返し』ポイント通過!折り返して300m程行くと、元気そうにオクさんも折り返しに向かっている。これで一安心だ。オクさんも順調な出足みたいだ。その元気な姿を見終わると、コースを大きく右に曲がる。折り返しに向かうランナーと別れを告げて『第2折り返し』ポイントに向かう。第2折り返しまで約8kmあり、小刻みなアップダウンを乗り越えながら徐々に下っていくコースである。でも、走りながら思うことは、往路の下りは、当たり前のことだが復路は上りになると言うこと……。つまらないことを考えながら走り続ける。周りのランナーも、まばらになってきて、5~6人の集団的なものが出来上がる。でも、一人ひとり走力に個性がある、上りの強いもの、下りの強いもの……さまざまである。だから、コースの坂の状況に応じて、集団は伸びたり縮んだりしながら進んでいく。
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いつものマラソンと違って、坂に立ち向かうために前傾姿勢を保って走る。ランニングキャップの庇からは汗がポトポトと落ちる。背中よりも、ランシャツ、ランパンの体の前の方が圧倒的に汗が流れ落ちる。第2の折り返しが近くなると、先頭の選手とすれ違う。さすがに速い。女性の快走しているランナーともすれ違う。笑顔で挨拶をしていく。すごい余裕にビックリする。第2の折り返し後に、一回目の忍耐の時期が来た。15-20km区間は33分かかってしまう。オクさんともすれ違う。まだ7分差くらいである。よく頑張っている、笑顔だからまだ余裕はあるのだろう。そして、すれ違ったApoさんからも写真を撮ってもらう。レース中の写真はなかなか撮れないので、ありがたいものである。
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25-28km区間は、5-8kmと同じ道である。つまり、今度は250mの坂を駆け下りる。止まろうにも止まれない坂である。無理をしない程度にペースを上げて走る。さすが山岳マラソンに参加した選手は急坂では無謀な走りはしない。皆、スピードをセーブして走る。それでも、この区間は25分近くで走ってしまう。まだ脚力は残っている。第3の折り返しは28km地点から右折していく。大した上り坂でないと思っても、30km過ぎの坂では歩きたくなる。「歩きたい時は歩く」をモットーに少し歩きを取り入れる。もちろん、腰を左右に手を前後に振る「競歩」スタイルだ。

そして、ラスト7kmを迎える。約100m下るだけの走り易いコースだ。今までの坂道では温存していた力を出し切る。これほどの力が自分に残っていたのが信じられない。目に入った前方のランナーは全て抜くような勢いで抜いていく。何と35-40kmは25分を切ってしまった。いやいや痛快である。久しぶりのラストのゴボウ抜きである。そして感激のゴールを迎える。その22分後にはオクさんも感激のゴールである。初めての山岳マラソンであったが、阿蘇カルデラ100km完走の経験を上手く生かせたと思う。これで、冬場の3時間40分切りの土台は出来たかな。
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ゴール後は、温泉に浸かって反省会にも出席をした。転がっているビール缶はボクが一人で飲んだもの、これだけ飲めば気分はよくなる。フォーク演奏もあり、秋の満喫できるひと時であった。朝早くから夕方まで、マラソン三昧の一日感謝しながら帰路のバスに乗り込む。
by hyocori-hyoutan | 2007-10-16 00:12 | ランニング大会奮闘記