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ミキティ負けた悔しさ 居酒屋レジで 吹き飛ばす

12月28日の仕事納め……仕事納めの儀式のあとは、すぐに家に戻りルネサンスに直行する。うちのオクさんは、フィギアスケートの日本選手権のテレビを見るため家で留守番である。ルネサンスに行ってみると、いつもより大幅に人は少ない。忘年会か、フィギアスケートの観戦か……理由は分からないがガラガラのトレーニング室である。トレッドミルで走りながら、鏡越しのテレビのフィギアスケートを観戦する。

ちょうど村主選手の演技を見ていたら、村主選手がジャンプの時に大きくバランスを崩す。その瞬間に「あっ!」と大きな声がハモる。隣のトレッドミルを走っていた女性も大きな声を出した。何と同時に声だしハモりになってしまった。何となく意気投合して、そのまま1時間余りを走り続ける。詳細な進行は鏡越しだしわからないが、真央ちゃんが優勝してしまったみたいだった。

家に戻ると、オクさんが残念そうな顔である。熱狂的なミキティのファンだからフリーで1位になっても、SPのポイント差をひっくり返すことが出来ず2位に甘んじた。そのこと残念で涙も出そうな感じである。じっくり話しを聞いてやろうということで、居酒屋に繰り出すことにする。

行った先では、二人っきりにもかかわらずフリードリンクでビール、ワインを飲む。サラダ系を多く注文して、麺類、揚げ物は抑え気味にオーダーしていく。もちろん、最初は一年間のお互いの仕事の完了を祝っての乾杯から始まった。ボクも実はミキティのファンである。大事な時に失敗することも多いし、重圧に潰れそうな悲壮感、そして成功した時の笑顔が可愛い。だから、今回の2位も残念であるが、大崩せずに演技を終えたことの満足感もある。ミキティの写真を職場のパソコンのデスクトップ壁紙に貼り付けたこともある。

1時間半ばかりの楽しい会話を終えて、家路に戻ることにする。レジで計算をして代金をボクが払って外にでる。レシートはくれなかったし、いつもよりは代金が高めという気がした。ちょっと不審に思っていると、オクさんの方がしゃべりだした。

「ちょっといつもより高い気がする?」
「ボクもそう思う。」
「レシートは?」
「もらってない。」
「じゃ、レシートもらってくる。」

ボクは外で待機。オクさんが1分後にレシートをもらって来る。二人で確認する。何とフリードリンクにしていたのに、レシートにはワインやジンジャエールの代金が加算されていた。こんな時は女性は強い。ミキティが負けた悔しさを背負って、再び居酒屋に入って行き、計算ミスの代金を取り返してくる。

意気揚々と引き上げ、ミキティの負けた悔しさも吹っ飛んだみたいだ。でも、取り上げた食事代はもともとボクが払った代金なのに、私が話をしてきたからと言ってボクの財布には戻ってこなかった。でも、飲み屋に儲けさせずにオクさんが儲けたなら良しとしよう。回りまわってボクのものになるかな?
by hyocori-hyoutan | 2007-12-29 21:46 | 生活の知恵と愚痴