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高橋尚子 賞賛の マラソン行脚

もう寝ようと思ったが、突然のビッグニュースで一言触れざるを得なくなった。高橋尚子、Qちゃんの2008年の東京、2009年の大阪、名古屋の三大会連続出場である。今までのお礼を兼ねた出場であり、次に世界陸上の選考会になる「東京国際女子マラソン」に好成績を得ても、三大会連続出場をするという。いい企画だ。本当にかけっこ好きだからこその企画だ。

多分、批判的な意見も出るだろう。日本陸連の沢木専務理事も早速コメントしていたみたいだ。「意図が分からないが、感謝の気持ちを込めて3大会を走るのなら競技普及にとって極めて有意義。記録を目指して挑むのなら、後のダメージが心配だ」他にも、「往生際が悪い、金メダリストだから責任ある行動を、我がままでは……」見たいな意見があるかもしれない。タレントの小島よしおじゃないが「そんなの関係ない!」である。

多分、Qちゃんは過去の栄光は感じていない。走ることが好きだから、まだ走り続けていたいのだ。トップでゴールする時は多くの人に勇気を与え、トップでゴールできなくても多くの人から勇気をもらえることが出来る。走ること、マラソンに出ることはライフワークだから何も気にしない。走ることで自己表現をすることは、何人も批判できない。

時代がさかのぼるが、東京オリンピック、メキシコ、ミュンヘンの三大会連続出場で、全て8位以内の記録を持つ名ランナー、君原健二選手も競技の一線を引きながら40歳くらいまで福岡国際マラソンに出場していた。君原選手も、走ることが好きだから走っていた。そして67歳の今も走り続けている。

ボクも、レベルが違うが今も走り続けている。自分の生きざまの確認のためであり、走ることで体力の衰えを感じながらも、年齢以上に若々しく生活するために……。今の時代、”散り際の美学”よりも最後まで頑張る”老骨の美学”が尊重される時代だ。プロ野球の桑田、野茂。サッカーの三浦カズ、中山ゴン……。一杯いる。ジャイアンツの長島の時代は一線はさっと散らなければならなかった。

今は違う。一流選手でも加齢に逆らい、体力の衰えをカバーしても頑張る姿に共感を覚えるもの。無名の選手(ボクみたいなもの)でも頑張っているのだから、有名な選手が頑張れば別の評価も得る。評価を得るためではないが、一流選手の頑張りは世の中の頑張りにつながるものと思う。

話は逸れてばかりであるが、Qちゃんはまだまだ生きざまに共感を得る人は沢山である。だって、QちゃんファンはQちゃんが一位、優勝することにはもう卒業したものばかりだ。Qちゃんの生きざまに共感したものばかりだ……。

そうなると、ボクは絶対一回は三大大会の一つに、応援遠征するぞ!
by hyocori-hyoutan | 2008-03-25 00:44 | スポーツに一言