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テレビみて あっと驚き 落ち着いた!

新インフルエンザの感染予防や落ち着いた行動を呼び掛ける政府広報テレビCMを見て、つい笑ってしまった。真面目な顔で注意を喚起する首相は、どうみてもピエロみたいだ。すでにピークは過ぎて、弱毒性ということもわかってきたのに時期を失している感じである。

先日の官房副長官の辞任の件では、スキャンダルや政治責任には全く触れず、「健康問題は政治責任ではない」と薄らとボケごとを言っていたものが、国民に向けての真面目なことを言っても誰も、その言葉を信用できないものだ。とぼけた話や人を煙に巻き込む話を公人が話して許されるのは、本当の大物か、明らかにとぼけていても事実が別にあることが衆人事実である場合だけである。

人の上に立つものは、その置かれている立場や状況によって発せられる言葉は違って当たり前、状況に即した閃きがなければならない。問題は、閃きのある人と、ない人が世の中にいるということ。悲惨なことは、状況をわきまえないで、真面目な対応しなければならない時に不真面目に、あるいは真摯な真面目さを求められるときにうわべ面の真面目さが出てしまう人である。

そして、あの人から「落ち着いた行動をしてください」と呼びかけられたら、確かに「ナンダアー、もう覚めてしまったなあー」という気がしてきた。落ち着いてきたのである。その意味では、あの政府広報は、国民を落ち着かせる意味が十分あったなあ‥‥。
by hyocori-hyoutan | 2009-05-24 10:10 | 世相を斬る