ひょっこりひょうたんの日誌

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下駄を鳴らして奴が来る ボクの青春 今思い出す(6)

応援団生活もやめられず続けていた。そして今でも覚えているのは新入生歓迎コンパだ。まだ熊本に来て1ヶ月に満たない4月29日に貸切バスで阿蘇草千里に行った。一回生11人、二回生10人、三回生6人、幹部5人、0B7~8人の計40人くらいだった。当たり前だが、全員学生服だし、太鼓や団旗、校旗も一緒に積み込んだ。それと忘れてはいけないお酒も一升瓶6本入りの木箱を5,6箱も積み込んだかな。

熊本市から阿蘇に向かう道は、当時は国道57号線だけだった。やっと大津町の街中を通らないバイパスが建設中の頃だった。今以上に渋滞が激しく、熊本黒髪から阿蘇草千里まで50kmほどなのに2時間以上も費やしてやっと阿蘇草千里に着いた。
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草千里に着いてからは一番奥の山手のほうに移動をする。酒や道具などを運ぶのが大変だ。草千里は遠くから見れば緑の絨毯みたいに見えて綺麗だが、その中に入って歩くと凸凹だらけで、荒れた土の上を歩くのも大変だった。阿蘇は大好きだし、これまでも阿蘇、草千里には数え切れないほど行っている。でも遡れば、この大学一年の応援団歓迎コンパが最初だったかもしれない。初めてだし、あまりにも強烈な印象が残っている。天気は晴れなのに時々雲が流れてくると、視界がゼロにもなる。天気の変化が激しい。

新入生は荷物運び以外のなにもできないので、半分はお客さまだった。最初はソフトボールをして楽しく過ごす。当時はソフトボールをするといえば、娯楽の殿堂みたいだった。「ソフトボールをするぞ!」といえば、全員にこやかになっていた。その後は、草千里での演武披露だ。もちろん一回生は何もできないので、じっと見学するだけだ。演武はすばらしかった。「裏巻頭言(易水流れ寒うして)」から始まり「必勝の歌」「田原坂」「勝利への拍手」「武夫原頭に草萌えて」…。歌声は聞こえるのに雲に隠れて何も見えない。ただ雲が流れあっという間に視界が広がり、阿蘇の山々、緑の芝生が広がる。その中に黒い学生服が浮かび上がり20名の団員が一体となって動き出す。感動をした。自分もああなれるのか…と思った。

そしてもっと印象深い宴会が始まった。ビールはなし。最初から日本酒だった。一升瓶を持って先輩が新入生のところに注ぎにくる。円座だから次から次にやってくる。紙コップだから一杯づつ飲んでいたら堪らない。半分飲み干し、またいただく。それが延々と続いた。そのときのツマミは、忘れもしない「カッパえびせん」だった。しばし時間がたつと頭が回りだした。隣の新入生も酔いが回って騒ぎ出した。それにつれてこっちも酔いが回り騒ぎ出す。草千里の小高い丘に向かって走り出す。くたびれたら倒れて、そのまま下までグルグルと転げ落ちる。ますます酔いが回る。どれほど飲まされたかわからない…。

帰路のバスの中でも騒いでいたような気がする。でもそれも微かな記憶だ。気がつくと一回生は先輩の下宿の部屋に寝かされていた。飲みすぎによる気分は悪い。今でこそどんなに飲んでも次の日はケッロとして飲んでいるが、その時はまだまだ若かった。それ以後は1ヶ月以上は酒を飲むことができなかった。それと一緒に食べた「カッパえびせん」も見るだけで、口に入れるだけで吐き気がしたことを昨日のことのように覚えている。苦しさの中にも楽しみを少し見出してきた。
by hyocori-hyoutan | 2010-03-22 12:32 | わが半生記

マラソン雑学は一流、記録は二流、そしてランニングフォームは自己流の三流、しかし、マラソンと人生を結びつける哲学は特級です。飲む時は年を忘れて、酒なら何でも来い!飲んだ分だけ走らゃいいと思っています。


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