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下駄を鳴らして奴が来る ボクの青春 今思い出す(25)

2回生になれば新入生も入ってくるから2回生らしくなる…そうなるのが普通であるがボクはならなかった。新入生であった一年前より少しだけの進歩しかしていなかった。そして少しの進歩のボクに対して、逞しい一級下の新入生8人が入ってきた。ボクたち2回生は11人から9人に減っていた。それでも一回生8人、2回生9人、3回生8人、幹部(四回生)6人の体制は充実していた。そして、一回生の歓迎コンパ的なものが汗臭い部室で開かれた。二回生が歓迎の気持ちで歌を歌う場面が来た。

「2回生がまず最初に歌え!」と言う幹部の一声で二回生も歌い始めた。カラオケではなく全くアカペラで歌うのは当たり前の時代だ。ボクも3,4番目に順番が回ってきた。何を歌おうか悩んだが、歌える歌は限られている。曲名を告げずに自分で手拍子を取って歌い始めた。

♪♪波をちゃっぷちゃっぷ、ちゃっぷちゃっぷかき分けて♪♪
♪♪雲をすいすい、すいすい追い抜いて~~♪♪
♪♪ひょうたん島はどこへ行く♪♪
丸い地球の水平線に…

音程は適当に声は大きく張り上げて、手拍子と少々の演技を含めて歌い続けた。これが大好評になってしまった。歌謡曲を歌うほどうまくない。歌えるのはボクが小学校5,6年生の頃にNHKで午後6時頃に放送されていた「ひょっこりひょうたん島」の主題歌か、中学、高校の校歌くらいしかなった。そのひとつを始めてお披露目して拍手喝采になった。その歌は今も暗記で歌えるし、ボクのブログの表題にしてしまった。

ただし、正確には「ひょっこり」なのだが、一番最初のスペル間違いで「ひょこり」になってしまった。それはそれなりに定着してしまったので、今も「ひょこひょうたんの日誌」のタイトルのままにしている。

でも、ボクの同級生の持ち歌(大学時代は必ず持ち歌の2,3曲があった)は、ボクと同じように漫画やテレビの主題歌が多かった。♪タイガーマスク♪、♪水戸黄門♪、そしてなぜか♪私の城下町♪なんかが同期の持ち歌であった。それにもうひとつあった。かまやつひろしの「古き良き友よ」の持ち歌の同期もいった。例の、♪下駄を鳴らして奴が来る♪の歌である。確かボク達の結婚式にも、この友人は参列してくれて歌ってくれた。だから懐かしいこの歌の歌詞をこの連載シリーズのタイトルにも使わせてもらっている。

このひょうたん島は、レパートリーの少ないボクにとっては、今もたまに歌うことはある。でもその時は、ほとんど意識なく飲んだくれている時である。
by hyocori-hyoutan | 2010-06-03 23:57