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福岡国際マラソン 尾方選手 完走に必死に声援!

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12月の第一日曜日は福岡国際マラソンの日である。物心ついたころから、箱崎浜で応援をしていた。なぜか平和台陸上競技場まで応援に行った記憶はあまりない。でも20年前くらいからは、いつも平和台に出向くようになった。応援の前には自分のノルマを果たしておきたいものだ。家を9時過ぎに出て大名の紙与パーキングに車を止めて大濠公園に…
4周走って気持ちも乗ってきた。応援の気合も高まる。平和台のスタンドにはスタート12時10分の10分前に陣取る。
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今日の応援のメーンは、やっぱしトヨタ自動車九州の今井選手だ。少しづつであるが、自己記録を更新しているので今回も日本人一位、サブ10への期待も高まる。
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平和台を3周して福博の街に飛び出していく。毎年、寒いやら暑いやら安定しない天気だが今年は、まあまあの天気であろう。1km通過は、ペースメーカーが2分57秒で通過である。このままいいペースを維持すればいいのだが。最近は2時間08分台の日本人記録も出なくなった。ボクと同世代の宗兄弟や瀬古選手の時代を上回ることができなくなった。まあ、素人はしょうがないが瀬古や宗さんなんかは煮え切れない気持ちになっているかもしれない。
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次の応援ポイントは六本松だ。16km地点くらいかな。先頭集団が白バイに先導されてやってきた。集団で来ると個別認識が難しい、あっという間に通り過ぎていく。
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後方の選手たちは、それぞれのペースで集団を形成していく。一人で走るより集団で走った方がリラックスしていい走りができるみたいだ。見る方は第1集団や第2集団として区別して見るが、走っている選手たちは自分の所属する集団が第1集団と思い、絶妙なペース配分で集団から脱落しないように力をためて走る。面識のない選手が横にいても、その息遣いと自分の息遣いを比較して、自分の力量を推察する。
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今度は、歩いて40km地点まで移動する。正確に40.2km地点だ。ゴールまであと2kmの応援ポイントだ。もちろん、ラジオを持ち歩いているのでレース経過の情報は持っている。日本在住で実業団で活躍しているケニア選手の2人が飛び出している。日本人をトップ争いに絡ますためかどうかしらないが、ケニアやエチオピアからの招待選手はいないのだが、日本在住のケニア選手が一般参加するとは…想定内か想定外か。トップのダビリ選手、2位のムワンギ選手は順位確定で通り過ぎていく。写真は2位通過のムワンギ選手だ。トップのダビリ選手は応援していてあっという間に通り過ぎていく。少し疲れているみたいだが、差が開きすぎている。
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そして2位のムワンギ選手に遅れること、1分40秒でやってきたのは、川内選手と今井選手だ。激しいデッドヒートが38kmから繰り返していた。しかし、その争いも40km過ぎに決着しようとしていた。何度にも及びスパートで引き離しを図る川内選手に対して何度も食い下がっていた今井選手…、そし逆スパートをかけたものの今度は川内選手に食い下がれる。給水の一瞬のすきでスパートしたのは川内選手、もうついていけない。勝負所だ、あと2kmしかない。競技場に持ち込めば今井選手が勝ったかもしれない。でも数度に及ぶ川内選手のスパートが冷静さを失わせたかもしれない。足が動かず差が開くままに走るのはつらい。
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そしてダビリ選手が平和台陸上競技場のゲートをくぐった時に打ち上げられる「花火」の音が聞こえる。その30分後にやってきた選手がいた。40kmの関門閉鎖の1分前である。2004年大会の優勝者であるナンバーカード61番の尾方選手(中国電力)がやってきた。もう呼吸を整えながら一歩一歩ゆっくり走っていた。
「尾方選手頑張って!」と声をかける。その声に尾方選手は反応しない。反応したのは、周りの選手だ。関門をギリギリ通過した選手にとって、自分が抜いていこうとしている選手が「尾方選手」であることに驚いたみたいだ。
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あっという間に集団に飲み込まれ、そして離されていく。当然のごとく、途中で棄権すればいいのに…という気持ちもしたが、出た以上は完走するのも考え方の一つである。足は硬直しているが、自分の今後の競技生活を振り返る厳しい時であっただろう。
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Bグループでも2時間42分以内のタイムを持つ選手しか参加できない福岡国際マラソン、実業団選手よりも市民ランナーにとって高いハードルだ。このレースの後方を走る選手は鈍足みたいに見えるが、とんでもない話だ。2時間42分以内のランナーは、素晴らしい選手、いや厳しい練習を積み重ねた選手たちだ。
by hyocori-hyoutan | 2011-12-06 00:24 | スポーツに一言