10時45分には長町武家屋敷をあとに次の観光スポットの兼六園に向かう。毎回、観光スポットの観光のあとの集合タイムがバスの前面に示されている。
金沢市内の街は狭い。バスに乗ったかな…と思うとすぐに次のスポットに到着だ。兼六園というのは金沢市の高台、城内の隣に位置することを初めて知った。高台から眺める冬の金沢市の景色も素晴らしいもの。ここ兼六園では2時間もの自由時間が与えられた。そのうち最初の40分ほどはガイドさんと一緒に探索をする。路面は凍結だし歩いて回らなければいけないのに難儀したが、天気は快晴であり天候に恵まれた。
そのあとは昼食タイムになった。事前に申し込む食事であったが、ボクらは昼食ランチに申し込みはしない。これからも市場観光もあり試食タイムもあり、わざわざランチを食べるより観光を楽しむ。ランチの代わりに抹茶と和菓子を茶屋で楽しむ。もう一度園内をぐるりと回る。ガイドなしの方が面白いし土地勘を養う。
ぐるぐる回っていると、園内の一角にある「成巽閣」の前に出た。ここは有名なところで国の重要文化財の指定されている。加賀120万石の前田家の庭園である。ちょうど「前田家伝来の雛人形特別展が開催されていた。観覧料は大人1000円であったが、なかなか豪華であり、歴史があり、雛人形の変遷には興味を持つことができた。
300年前の雛人形が残っていること自体が不思議…。今は長顔系の有職雛の全盛であるが、江戸時代などは丸顔系の次郎左衛門雛が全盛を誇っていたとのこと。この写真の雛も次郎左衛門雛であるが、何となく可愛げである。