阿蘇スーパーカルデラ50km(その6)
2005年 06月 12日若干ペースは上がるが、次の難関の上りも控えておりペース配分の難しいところに差し掛かる。
今回のレース条件は昨年より気温が高く、頻繁に水分補給が必要であった。ポリバケツにひしゃくを突っ込み直接飲んだりもした。
嬉しかったのは、昨年1ヶ所であったスイカポイントが4箇所に増えたことであった。喉は乾くもののお腹がジャブジャブという状況になったものも多い。
レースはいよいよ佳境に入る。30km地点手前から5kmほど続く上り坂……。青い空と緑の絨毯が広がる別天地であるが、苦しさも格別である。みな一生懸命のウォーキングに切り替える。
ところが、やっと上り切りランニングに切り替えて走り始めた途端、右足大腿部の内側の筋肉が痙攣を起こしそうになる。「やばい!」と思い再びウォーキングに切り替え様子を見る。
しかし、一度つりそうになると、その不安は消えない。それから以後も走るものの当然フォーム、ストライドは小さくなる。そうなると後ろが気になる。エイドステーションに寄るたびに後を振り返るのが癖になってしまう。
後方の状況は、相変わらず2番手 Sadakyan、3番手はchiechanと続き、4番手にMihoohが追い上げ態勢を取ってくる。
そして3人娘もバラバラになり始め、調子の出始めたMasuが先行し、Yu、Junと続く。
そのうしろは、経験豊かなHirochanが調子を上げてくる。
Yukippe、Kiyomieも独自の走りを展開している。
さあ、象ガ鼻からの魔の下りが38km地点から始まる。約300mの高低差を一気に駆け下りる、いや、足の自由が利かず駆け下りれない選手の方が多い。昨年は、歩くことしか出来なかった下りだが、今年は抜かれながらも走り通せた。
急坂途中に40kmポイントあり、痛みつけられた足はピッチも衰え形だけで走っている感じ……。
42km過ぎ、やっと平坦な道に出ることができた……さあ、あとは余力をふり絞りゴールを目指すのみ……。
by hyocori-hyoutan
| 2005-06-12 22:23
| 阿蘇カルデラスーパーマラソン