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シティマラソンこぼれ話8

シティマラソンこぼれ話8_c0070439_1305791.jpg昨日、ルネサンス西新に行く途中のスポーツクラブNASの近くで、写真の立看板を見つけた。たかがシティマラソンの告知看板であり、たいした事はないものかも知れない。でも、最初にその看板に出会った時の感動は今も忘れないし、今もその看板を見て、胸の高まるのを感じてしまう。

その原点は、第1回大会の実現まで、あと少しとなった1989年の10月中旬、日々、県警本部に日参してシティマラソンの最終詰めを行っていた。当時の県警交通規制課のO警部補には厳しい注文を言われながらも、ある面では優しい助言も頂いていた。でも最後の段階で、今までにない厳しい指導を受け、意気消沈して職場に戻っていた。

その途中のタクシーの窓越しに見えたのが一枚のマラソン告知看板であった。

えっ、マラソンの看板があがっている。本当にマラソンが開催していいの?いいのだろうね……さっき、警察で怒られたけど、ちゃんと準備は進んでいるんだ。でも、本当に嘘みたい。遊びの延長みたいな気持ちで、でも真剣に福岡で開催される初めての市民マラソン大会の実現に取り組んでいたが、本当に開催されるんだ……。 ?

もちろん、それからは準備のラストスパートに入り、記念すべき第1回大会に向けて突き進んで行った。あの看板を見て、後ろへは引けないという気持ちが固まったと思う。

なお、O警備補には、大会開催の2日前に行った時には……

O警備補: ちょっと酒臭いな……。マラソンの前祝で昨日飲んだじゃないか?二日酔いみたいじゃないか?
小生: 分かりますか。すいません、一段落したもので……。ちょっとだけ飲みました。

(その通りであり、天神の「天狗」か「鬼が島」で前祝を職場の仲間でしたことを覚えています。)

その0警部補もガードが固く、なかなか一緒に飲むことは少なかったですが、シティマラソンも終わって落ち着いた頃に、割り勘でモツ鍋を囲んだことも懐かしい思い出かな。
by hyocori-hyoutan | 2005-09-20 23:36 | シティマラソン福岡こぼれ話