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努力の結果は 無欲の時に ついて来る

箱根駅伝の8区、順天堂大学難波選手の脱水症状は、仲村監督が車から降りて差し出した命の水で救われましたね。ランニング中は、水の補給が重要であることはわかっているはずですが、これほど明確に効果が表れたのはすごい。ただ、中継点まで5km以上の距離が残っていたので、最後は、またフラフラ状態に追い込まれましたが、ともかくタスキが次走者に渡すことが出来たのは命の水のお陰でしょう。

もちろん、このアクシデントがなければ、順天堂大学が優勝したかもしれないが、駅伝に「もしも……」を言ったらキリがない。駒大の10区の糟谷選手も昨年は優勝に貢献したのに今年は棄権寸前まで追い込まれた。これも「もしも……」といってもキリがない。

逆に、亜細亜大学の岡田正裕監督は、監督自身は計算づくであったかも知れないが、周りから見れば「もしも優勝なんて……ないだろう」と思っていたであろう。岡田監督といえば、熊本のニコニコドーの監督時代は松野明美選手を育て、オリンピックの女子マラソン選手選考に問題提起した記者会見を思い出す。そして、企業の業績悪化による陸上部解散と恵まれていない面もあったが、縁あって母校の亜細亜大学の監督に就任したのは5,6年前かな。60歳になったら故郷の熊本に帰ろうと思いながらの指導で、今年は、その60歳の年であった。請われて大学の監督になっても勝ちに無欲であったに違いない。でも、長年にわたって九州の地で頑張っていて、大輪の花を咲かせたのは嬉しいですね。

所詮、走るだけの世界かも知れないが、さまざまな人間模様が凝縮されている感じがする。

日々、努力するのが素晴らしいことであり、成果を追い求め過ぎたらいけない。欲がなくなった時にご褒美がついてくると思う。ブレーキを起こした選手はプレシャーと勝利という欲が強かったのかもしれないが、周りの選手の励ましと深い友情という”ご褒美”がついてくることを望みたいですね。
by hyocori-hyoutan | 2006-01-05 23:09 | ランニングと人生