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THE有頂天 観て爽やか 人間ぽいから

トリアス久山に公開初日の”THE有頂天ホテル”を見に行った。シアター内は結構客が多く、PR、前評判が高いことが裏付けられた。午後6時45分上映開始で終了は9時10分、約2時間20分の大作であった。

鑑賞した感想は素直に面白かった。脚本&監督の三谷幸喜さんの才能が開花したような映画であった。いろんな登場人物が丁寧に描かれていて、それぞれが主役みたいに輝いていた。その中でも篠原涼子が演じるコールガール役はコミカルに、ストリーのつなぎ役として重要であったが、存在感がある演技をしていた。彼女はいろんな役をテレビ等でもこなしているが、才能があるんでしょう。

いろんな過去を背負った人物が繰り広げる小さなエピソードが笑いを誘いながら同時に進行していくが、それが微妙にかみってエピソードが一つにつながっていく。その接着剤としての”人から人にわたっていく香取慎吾演じるベルボーイの持っていた幸運を呼ぶ人形”と”ホテル内を逃げ回りさまざまなエピソードに絡んでいったアヒル”がいい味を出していた。後半もスピードは落ちず、監督の巧みなストリー展開が飽きることなく時間を経つのも忘れるほどであった。

結局、この映画は一人ひとりの人物描写が的確だから、オールスターキャストにもかかわらず、まとまりがあった。存在感のある伊東四郎や西田敏行は、存在感だけで勝負させているのもバランスが良かったのかな。

そして、このような映画のまとめ方は難しいもの、さまざまな小さなストリーの羅列だけでは、感動を生むことは出来ない。しかし、この映画では、最後の年越しカウントダウンパーティでは、さまざまな小さな試練を乗り越えた人間が一同に会して、一回り大きな人間に成長していく。その中には、政治家やホテルマン、シンガー、実業家等の仕事がみな大切なものであり、人間って素晴らしい……とういうメッセージがある。

このような映画を見た後は、なんとなく幸福になれるような気がする。
by hyocori-hyoutan | 2006-01-14 23:10 | movie