マラソン名言23 1987年ランナーズDiaryより
2006年 09月 14日人間って、順風満風の時は過去は振り返らないが、苦境(故障)の時には過去の振り返り、過去のベストの状態を思い浮かべる。でも過去を振り返るだけでは、落ち込んだ気持ちを前向きなエネルギーに変えることは出来ない。やはり、苦境(故障)を乗り越えた姿を思い浮かべ、心を強く持つことが必要である。
瀬古選手は、肝炎を患い走れない時は皇居周回コースをひたすら歩いていたという。走るよりは歩くほうが精神的、肉体的に楽だから、歩きながら考える方が楽である。
走っている途中にも、ひらめきみたいなグッドアイデアも浮かぶけど、走るスピードにあわせるように、あっという間に記憶の彼方に消えて行くことがある。その点、歩きながら考えると、アイデアだけでなく一つのテーマについて、考えをめぐらせることが出来る。
だから、「試練に耐え、いつまでも執念を燃やす」には、じっとしているよりも歩いていれば、より燃えるかもしれない。昔から歩くことは健康にいいことは分かっているが、その健康とは肉体的はもちろん精神的にもいい影響を与えるものだろう。
今は思い切って走れないわが身……。一生懸命歩いて精神の高揚に努めよう!
by hyocori-hyoutan
| 2006-09-14 16:56
| マラソン名言