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マラソン名言27 1987年ランナーズDiaryより

ランナーは都会で暮らしていてもより自然に近い人間なのです (山西哲郎)

自然に近いとは、暦に左右されず、実際の気温や天候に応じた行動をすることかもしれない。

都会で暮らしていたら、10月になれば衣替え、11月の中旬過ぎればコートを着用するように、周りに合わせた服装をする場合が多い。小生は通勤ラン、バイクの通勤方法が四半世紀も続いている。だから、ネクタイ姿で通勤したことはなく、夏は短パン、冬はジャージにウィンドブレーカのスタイルを通している。必然的に、自然に合わせた服装になる。

服装が自然にマッチしたものになると、それにあわせて行動や考え方も自然に近いものになってしまうのであろう。ランニングしていると、直接的に季節の移り変わりを感じる風や、紅葉の落ち葉を踏みつけて走る場合にも出会う、一般の場合よりも自然に触れる機会も増える。そして、夏の暑さや、強風みたいな自然に打ち勝つことは出来ず、自然と協調する生き方になってしまう。

これまで、走りながら美しく感じたことは何回もある。
河口湖マラソンに行った時の前夜のジョギングで、月の光に照らされている富士山、その山頂付近で舞い上がる粉雪の美しさがあった。
北海道マラソンを走った翌日に早朝ジョッグしているときに感じた、早秋の札幌の街を流れる爽やかな風……。これらのものは、走らないと体験できないものであった。

自然への感謝の気持ち、草木の匂い、季節の風……、ランナーはランニングという教祖さまを持っているから、精神的に強い面がありますね。
by hyocori-hyoutan | 2006-11-27 22:14 | マラソン名言