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参議院選挙 勝っても負けても 自分に自信を持たなきゃ

参議院選挙の寸評である。勝っても負けてもコメントはさまざまである。勝って強気、負けても強気でも良し。反対に弱気の発言は、それで政治生命は終りである。だから結果の如何を問わず、落選しても信任をされなかったのは、自分の努力不足であるという論評が多い。努力不足なんて言葉は謙虚だけれども、実態は俺の言っていることは正しいのだけれども、それを理解できないのは選挙民が悪いと言っていることと同じである。

今回は民主党の圧勝であったが、その民主党の当選者の何人かの第一声が疑問に思うことがあった。「今回は民主党が支持を得たが……」的な発言が耳に残った。これは、単に民主党に風が吹いたから当選できたようなコメントに過ぎない。主体性がなさ過ぎるし、責任感が不足していることを自ら語り、何の理念ないことを表明していることと同じである。

何故、「今回の民主党への支持は政治の流れの第一歩だ」的な発言をしないのか不思議に思った。結果が全ての選挙であれば、政治に吹く風を恒久的な支持層につなげていく発言の方が楽観的かもしれないが志気は上がると思う。今は二大政党の時代になっているにも関わらず、立候補者自身が緊張感を感じているかどうか疑わしい。

今回の選挙で嬉しかったことがひとつある。それはここ10年以上、選挙のたびごとに投票事務、開票事務にも従事しており期日前投票をしていたのだが、今回は選挙関連の仕事もなくなり、近くの小学校の体育館で久しぶりに投票をしたことである。妙な緊張感と使命感、そして厳粛な気持ちを投票所で感じた。まだまだ選挙に新鮮さを感じるのは、いいことだろう。
by hyocori-hyoutan | 2007-07-29 23:59 | 世相を斬る