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箱根駅伝 純粋さに ゴールまで目はなさず  

正月恒例の「箱根駅伝」も終わった。途中棄権(リタイア)のチームが何と3大学にもなった。あれだけの練習をして晴れ舞台にも強い若者が多い今の時勢なのに、20余kmを完走出来なかった選手も多かった。我々みたいに参加することだけで楽しいランナーとは違うかもしれないが、日々の練習では考えられない不調……、体調不良に襲われた。

順天堂大学、大東文化大学、東海大学……それぞれの原因や理由はあるかもしれない。でも20歳や21歳でこれだけの晴れ舞台、あるいは修羅場を与えられた選手は幸せであることは間違いない。自分の実力通りに走れた選手も不満足な選手がいるのは当たり前だ。

ボクは長距離が好きだ。駅伝が好きだ。30秒差、1分差、3分差を考えながら走る駅伝は面白い。どんなにブレーキーを起こした選手に対しても優しくなれる。ボクが補欠であってもレギュラーであっても優しくできる。自分に厳しく、人に対して優しくないと駅伝なんて走れない。

勝って涙、負けて涙……。目標達成して涙、失敗しても涙……。自分を称え、人を称えて涙する。そんな気持ちが大切だ。これからの来年までの一年間も修羅場なんてあっという間に過ぎ去る……。気持ちが高まり若さがあればなんてことない。そんな気がする。

多分、この年の「箱根駅伝」で陸上競技から去る選手も多いと思う。長距離選手で飯を食えるのはごく一握りである。世間から注目受ける「箱根駅伝」も純粋さがなければ続きはしない。やっぱしプロスポーツとは違う面白さ、奥の深さがある。
by hyocori-hyoutan | 2008-01-03 20:42 | スポーツに一言