夏休みだ、盆だ、仕事が忙しい……。いろんなことがあるが、今はやっぱし北京オリンピックだ。忙しい仕事が終わってもテレビにかじりついている。それにしても北京のオリンピックは夜遅くのメーンイベントが多い。夜に弱い選手だったら体調管理が難しいかもしれない。今日の1万メートルの決勝レースも現地時間で22:45だった。まあ、時差1時間だからテレビ観戦には都合がいい時間帯になっている。
1万メートルはエチオピア勢が強かった。ラスト2000メートルでは、エチオピア3人、ケニア3人、エリトリア1人の計7人に絞られた。日本屈指のランナー、松宮、竹澤選手も周回遅れになるのだから、世界の壁は厚い。優勝したケベレ(エチオピア)のラスト400のラップは53秒とテレビ放送で言っていた。何でトラック24周を@65秒くらいで走って、ラストが53秒なのか……。本当にすごい。
陸上競技は人気があっても、九州選手権や日本選手権でも競技場が一杯にはならない。オリンピック会場みたいに9万人も収容するスタンドが満員の状態で実力通り発揮するのは難しいものかもしれない。
もう一つの感動は、やっぱし男子100メートル決勝でしょう。ラスト20~30mを流して優勝、世界新記録なんて……これまでの観たこともない。この衝撃は、10歳代、20歳代の若い世代の方が強烈でずっと持ち続けるかもしれない。一瞬の世界新記録よりも、両手を下げたパフォーマンスの方が強烈だ。我々50歳代は、東京オリンピックでのボブヘイズ(アメリカ)が「褐色の弾丸」と呼ばれ手動時計で10秒00で優勝したシーンは今も強烈に残っている。それと同じようにウサイン・ボルト選手のシーンは若い人によって語り継がれていく気がする。
北京オリンピックまで、あと○○日と言われていたが、閉幕まであと1週間になってしまった。オリンピック後の心の空洞が心配になる。祭りのあとの虚脱感は嫌なものだ。今を楽しめばいいものを、つい先読みをしてしまうのは悪い癖かな。
(女子マラソンのことは……拍子抜けでブログに書く元気もない。もちろん頑張ったことは称えたいですが……)