さて目的地は、飯田高原のペンション「草原の風」である。福岡から高速で1時間、更に高速を降りて九酔渓経由で急ぐと1時間もかからない程度で到着する。時間も早いから、講習会会場の大分青少年の家や長者原付近を探索する。それから、ペンションに向かったが場所が別荘地の中だから、なかなか見つからない。

別荘地「ほたるの里」の看板を探し細い道を1km以上走り、やっと「ほたるの里」の営業事務所を見つける。ここまで来ると、「草原の風」まであと少しである。宝くじが当たらない限り別荘を買うことはないから、別荘地に立ち入るのは気持ちがいいものだ。

周りの別荘よりは、ちょっと大き目の建物だ。部屋数は洋室4部屋、和室1部屋のこじんまりとしたペンションである。部屋に入ると三俣山がくっきりと窓から目に入る。行き届いた白を基調とした清潔感のある部屋である。

一段落すると、夕食前に早速、夕方ランに飛び出す。さすがに涼しいからピッチも早くなる。黒岳方面に走る。途中で飯田中学陸上部の生徒達が軽快な走りで追い抜いていく。それでもキロ5分ペースで走っていたと思う。

8km走ると心地よくなる。ペンションに戻って早速、風呂に入る。別荘地には温泉が掘られているから、これもまた気持ちよし。浴槽の窓からもやはり三俣山の優雅な山並みが見渡せる。さあ、あとは楽しみな夕食である。この夕食は想像した以上に美味しかった。

(続く)